July 21, 2008
ハンマー退治・・・?
カテゴリー:Marine Life /カテゴリー:Scuba Diving; Other![]()
神子元島(静岡県下田市)、水深約18m (Jul 15, 2004)
1?連敗中のきんすけ氏と一緒に、ハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)の名所、神子元島へ行ってきます。更新がなければ「はずれ」ということで・・・。
でも、ちょうど3年前にはこんなこともありましたからねぇ。わはは。
写真は4年前の初神子元のもの。講習含めてまだ60ダイブというひよっこ時代。当然ドリフトダイブも初めてで、内心結構ドキドキでした。
しろくまEさんに誘われて、平日に下見のつもりで行ったのですが、これが大当たり。ハンマーに関しては、以後このときほどの群には当たってないんですね。
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神子元島(静岡県下田市)、水深約18m (Jul 15, 2004)
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神子元島(静岡県下田市)、水深約18m (Jul 15, 2004)
手を伸ばせば届くんじゃないかと思えるぐらいまで群が寄ってきて・・・、という割には写真がしょぼいですけど、初めてだったので見とれていた、が正解。

神子元島(静岡県下田市)、水深約18m (Jul 15, 2004) 動画(mov形式)
2ダイブ目にはこんなのも出ました。
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神子元島(静岡県下田市)、水深約15m (Jul 15, 2004)
意外と伊豆での目撃例は多いみたいですけどね。
さて・・・。
投稿日時 : Jul 21, 2008 02:26 | 個別エントリーへのリンク | コメント (1) | トラックバック (0)
May 15, 2008
ダイビングワールド休刊
カテゴリー:Daily Life /カテゴリー:Scuba Diving; Other月刊ダイビングワールドが、現在発売中の6月号をもって休刊だそうです。
まあ、休刊といっても、おそらく事実上は廃刊で、33年に亘る歴史に幕を下ろしたということでしょうね。
編集長は、ネット情報の充実にともない雑誌というビジネスモデルそのものが崩壊しつつあることを、最大の廃刊(休刊)理由に挙げているらしいですが、果たしてそれだけでしょうか?
ダイビング「総合誌」は、ダイビングワールド、マリンダイビング、ダイバーの3誌体制が長らく続いてきたわけですが、先般開かれだ「マリンダイビングフェア」では、マリンダイビング創刊40周年ということで、創刊以来の表紙がすべて貼り出されていました。それを見ると、すくなくともここ数年は、ほぼ同じ時期にほぼ同じ特集(地域特集)が組まれているんですね。
もちろん、シーズナリティーがある以上、ある程度は仕方がないとは思いますが、それが多少の前後はあっても3誌揃って同時期に、ということとなるとどうでしょう?
そういうことを考えたうえかどうかは別として、最近のダイビングワールドは、他の2誌とは多少違う路線を狙っていたようで、1年ほど前からは、頻繁に付録としてDVDが付くようになりました。
聞くところによると、付録DVDのクォリティはそれなりに高かったということなのですが、この付録DVDが付くようになったのと相前後して、私の行動範囲にある多くの書店でダイビングワールドの取り扱いがなくなってしまったのです。
もともと、書店には『付録付き雑誌』は歓迎されません。厚みがあるので陳列棚のスペース効率が悪くなりますし、かといって平積みにしてもうまく積めずに崩れてしいます。さらに、付録だけを抜き取られる危険性もあります。なので、付録付きを連発すると、よほど売れている雑誌でなければ取り扱いをやめてしまおうというベクトルが生じます。
また、読者側から見ると、付録があるために紐掛けされていると、「立ち読みしてから買う」という選択肢がなくなるため、よほど付録に魅力がなければ、当然「買い控え」という行動に走るでしょう。
したがって、もともとあまり取り扱いたくないものが(以前にも増して)売れないのだから、この際取り扱いをやめてしまおう、ということが起こっていたのではないかと想像できます。
もちろん、付録DVDの製作にはそれなりの経費がかかっていたはずですから、これでは経営的に成り立たなくなるのは明らかです。
残る2誌もたぶんだいぶ危ないのではないでしょうか? 実際、ダイバーは実質的にいったん潰れて身売りしてますし。
まあ、あんな中身のない雑誌では、全部廃刊になっても何も困りませんが。
投稿日時 : May 15, 2008 00:53 | 個別エントリーへのリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
April 22, 2008
怪しい伝説
カテゴリー:Diving Equipment /カテゴリー:Scuba Diving; Other /カテゴリー:Skin Diving & Snorkeling沖縄の海は伊豆に比べて塩分が濃いので、ウェイトが多めに必要である。
本島・離島を問わず、このようなことをよく耳にしますが、本当にそうでしょうか?
検証してみましょう。
データとして必要となる地域ごとの海水塩分濃度については、日本海洋データセンターのサイトの塩分統計から、経緯度1度で区切られたメッシュごとのデータを得ることができます。
これによれば、沖縄近海の塩分濃度は34.5‰(3.45%)から34.8‰、河川の影響を受ける相模湾や駿河湾の沿岸部を含む伊豆近海で33‰程度、伊豆諸島近海で34.2‰〜34.5‰と、それほど大きな違いは見られませんね。
なんか、計算する前から結果が見えてきましたが、めげずに先を続けます。
海水が物体に及ぼす浮力を計算するためには、海水の密度(比重)を計算しなければなりません。これには、UNESCOから公表されている「海水の状態方程式」と呼ばれる計算式を使用します。かなり複雑な式なので内容は省略しますが、塩分濃度と温度、圧力(水深)から海水の密度が計算できます。
ダイビングに関係する水深の範囲では圧力の影響は無視できるので、塩分濃度30〜40‰、水温15〜30℃の範囲で海水の密度を計算した結果は以下の通りです(単位はkg/m3)。
| 30‰ | 33‰ | 35‰ | 40‰ | |
| 15℃ | 1022.122 | 1024.431 | 1025.973 | 1029.834 |
| 20℃ | 1020.954 | 1023.238 | 1024.763 | 1028.583 |
| 25℃ | 1019.569 | 1021.832 | 1023.343 | 1027.127 |
| 30℃ | 1017.985 | 1020.230 | 1021.729 | 1025.483 |
この数値を見ているだけではよくわかりませんから、モデル計算をしてみます。
以下の表は、総重量100kg(体重75kg+装備重量20kg+ウェイト5kgを想定)のダイバーが、塩分濃度33‰・水温20℃の海(伊豆を想定)で中性浮力となる場合、それぞれの塩分濃度・水温でどれだけの浮力変化が生じるかを計算したものです(単位はkg)。
| 30‰ | 33‰ | 35‰ | 40‰ | |
| 15℃ | -0.109 | 0.177 | 0.267 | 0.645 |
| 20℃ | -0.223 | (基準値) | 0.149 | 0.522 |
| 25℃ | -0.359 | -0.137 | 0.010 | 0.380 |
| 30℃ | -0.513 | -0.294 | -0.147 | 0.219 |
伊豆と沖縄を想定した塩分濃度33‰と35‰のケースでは、-0.294〜0.267kgと、たった600gの範囲に収まる浮力変化にすぎません。
世界的にみた場合でも、海水の塩分濃度はおおむね30〜40‰の範囲に収まり、しかも、一般的に、塩分濃度の高い地域は海水温が高い低緯度地域に集中していることを考えると、海水の塩分濃度と水温の影響による浮力変化は、最大でも1kgに達しないと想定されます。
結論:伝説は大ウソ!
一応補足。
河川や湧水の影響を大きく受けるポイント、たとえば大瀬崎あたりだと、狩野川や狩野川放水路の影響を大きく受けるので、とくに大雨の後などでは局地的に塩分濃度が下がっているという可能性はありますし、海水の入れ替わりが少ないリーフ内では、一般に塩分濃度は高めであると言われています。
それが実際どれぐらいの塩分濃度になっているかが問題ですが、少なくとも、沖縄と本土について一般論としての比較をする限りは、結論は変わらないものと推察します。
もし実務上の経験として、同一条件のダイビングにおいて本当に沖縄のほうがウェイトが多めに必要であるという事実があるのなら、それはどこか別のところに理由があるはずです。
投稿日時 : Apr 22, 2008 11:48 | 個別エントリーへのリンク | コメント (7) | トラックバック (0)
December 31, 2007
2007年ダイビング総括
カテゴリー:Scuba Diving; Other今年は大晦日に間に合いました。
()内はいずれも2006年の数字です。
1.2007年のダイブ数:194(155)
年間では2割以上に当たる39ダイブ増え、『沖縄本島5泊6日2ダイブ事件』(↓参照)がなければ、年間200ダイブ達成でした。
2.月別集計
1月・・・18(11)
2月・・・10(8)
3月・・・16(5)
4月・・・16(4)
5月・・・22(11)
6月・・・19(14)
7月・・・16(18)
8月・・・16(17)
9月・・・21(21)
10月・・・6(12)
11月・・・19(17)
12月・・・15(17)
昨年3月から5月にかけては、引っ越しおよび転職で多忙でした。また、昨年9月はパラオでダイブ数を稼ぎましたが、今年は国内で同数確保。あと、昨年・今年ともに10月は約1週間の海外出張がありましたが、今年は前後に他のイベントが重なり、影響が大きく出ました。
3.地域別集計
伊豆・・・163(130)
その他・・・31(25)
「伊豆集中度」は昨年の83.9%に対し84.0%で、ほぼ横這いでした。
4.エリア別集計
伊豆海洋公園(IOP)・・・77(49)
田子・・・22(4)
神子元島・・・18(17)
浮島・・・10(25)
沖縄本島・・・10(8)
逗子・・・10(8)
串本・・・9(0)
伊東・・・8(10)
熱海・・・8(8)
井田・・・8(2)
大瀬崎・・・6(6)
宇佐美・・・4(6)
岩(真鶴)・・・2(0)
子浦・・・2(0)
PALAU・・・0(9)
富戸・・・0(3)
相変わらず総ダイブ数のほぼ4割(39.7%)がIOPと、群を抜いています。私にとってはそれだけ面白いポイントだということです。
特筆すべきは、昨年11位の田子が、22ダイブながら一気に2位に浮上したことですね。これは、IOPがクローズで田子に変更になったケースがかなりあるのですが、ボートポイントの面白さや現地サービス(SEA EGG DIVERS'さん)の使いやすさなどで、単なる代替ポイントではない魅力があります。
3位の神子元島は、ある意味ちょっと特殊なポイントですが、たとえハンマーが出なくても、というか、ハンマーに拘らないほうが面白いポイントに思えます。
4位の浮島は昨年2位から大きく順位を落としましたが、私にとっては大事なポイントなので、もう少し通いたいところです。
沖縄本島は昨年の8ダイブに対し今年は10ダイブと、見かけ上は少し増えただけですが、本当はもっと増える予定だったんですよね。
残念ながら?、今年は海外ダイビングはありませんでした。
5.とくに印象に残ったダイビング
今年の場合、「印象に残ったダイビング」というよりも、「ダイビングができなかったこと」に関して強烈な印象があります。
それは、ずばり、『沖縄本島5泊6日2ダイブ事件』ですね。
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真栄田岬(沖縄県国頭郡恩納村) (Jul. 14, 2007)
詳しくは、ここらあたりの記事を参考に。
6.その他
TDIという団体の「Advanced Nitrox Diver」という認定を取得しました。
これは、普通の空気から100%酸素までのさまざまな濃度のナイトロックスを使用して水深45mまでの範囲で安全に潜るためのトレーニングということになっていて、「ダブルタンクでのダイビング」と、「1本以上のDecoボトル(減圧用の予備タンク)の使用」という二つのスキルが中心になっています。
そこだけを見れば、通常の(レクレーションとしての)ダイビングでそこまで必要があるのかという人が多いと思いますが、実際には、その周辺のさまざまな問題、十把一絡げに言うならば「リスク管理」について、自分で考え実践する力が要求されるので、そういう意味ではものの見方が変わる講習でした。
それでは、皆様にとって2008年が素晴らしい年でありますように。
投稿日時 : Dec 31, 2007 00:41 | 個別エントリーへのリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
December 24, 2007
伊豆海洋公園の水中クリスマスツリー
カテゴリー:Daily Life /カテゴリー:Scuba Diving; OtherIOP名物?の水中クリスマスツリー。
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伊豆海洋公園・砂地(静岡県伊東市)、水深約2m (Dec. 9, 2007)
今年は昨年に比べると多少地味な感じがします。
今年は陸上にも大小のツリーが…。
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伊豆海洋公園(静岡県伊東市) (Nov. 17, 2007)
最近は、近隣の川奈など、いくつかのポイントでも水中ツリーが設置されているようですが、個人的にはどうかなぁと思います。ツリー本体はたいてい後で引き揚げますし最悪流されても「木」ですから自然に朽ち果てるのですが、飾り物が外れてゴミとなって漂っているのを見るとねぇ・・・。
おまけでクリスマスツリー特集。
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大阪国際空港・南ターミナル(大阪府豊中市) (Nov. 28, 2007)
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東京国際空港・第2旅客ターミナル(東京都大田区) (Dec. 7, 2007)
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テトリア熊本前(熊本県熊本市) (Dec. 7, 2007)
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福岡空港国内線ターミナル(福岡市博多区) (Dec. 7, 2007)
賞味期限切れのネタを集めただけという説も…(爆)。
投稿日時 : Dec 24, 2007 20:34 | 個別エントリーへのリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
October 01, 2007
『減圧症予防のための「高さ」考』
カテゴリー:Scuba Diving; Otherいろいろと忙しく、結局9月は更新ゼロとなってしまいました。
さて、表題はDAN JAPAN会報最新号の記事タイトルです。
概要は、潜水後の高所移動に起因するとみられる減圧症の発症事例が依然として高水準にあるので注意してくださいということで、とくに多い事例として、伊豆エリアからの帰路における高所移動について注意を喚起しています。
その内容は、基本的にはこことかこことかの焼き直しですが、その中の、『西伊豆で潜ったダイバーが車で東京圏へ帰る場合には、延々海岸線沿いに伊豆半島を反時計まわりするというという非現実的なルートでもとらない限り確実に高所移動となります。』という記述が大いに気になります。
そもそも、一口に西伊豆といっても大瀬崎から雲見までとエリアも広く、条件は大きく異なるはずです。
確かに、最高所の標高が約450mである東名高速・御殿場経由や熱函道路(県道11号熱海函南線)・鷹ノ巣山トンネル経由まで排除してしまうと、大瀬崎や井田あたりだと「非現実的」なルートしか残りません。
しかし、同じ西伊豆でも、田子や雲見あたりならどうでしょうか?
実は、ここに一連の論文・記事の最大の問題点が存在するのですが、それは、伊豆半島を横断するルートとして、松崎から県道15号下田松崎線・婆沙羅トンネル(標高約260m)〜国道414号・峰山トンネル(標高約180m)を経由して河津に至るルートに言及していないことです。
おそらく、以前は未整備のいわゆる1.5車線区間が多かったこと(とくに国道414号区間)から意図的に排除したものか、あるいは地図上では伊豆半島の脊梁山脈を越えているように見えるために高所移動という先入観を持ってしまったものかと思われますが、少なくとも、整備状況に関しては、近年は、土肥から戸田・井田・大瀬崎を経由して沼津方面へ向かう県道17号沼津土肥線と同程度以上には整備が進み、けっして難路ではなくなっています。
また、標高に関しては前記の通り、この論文で採用している300mを超えないという基準(ここも議論のしどころだとは思うのですが…)を満たしています。ちなみに、県道17号の土肥〜戸田間の最高所が標高約250m、高所移動には縁がないと思える東伊豆でも、国道135号の「ぐらんぱる公園」付近で標高約230mと、実は結構高い所を通過しているのです。
では、田子および雲見から霞が関の首相官邸までの区間をモデルとして、このルートの利用が「非現実的」かどうかを検証してみることにします。所要時間については、一律に、高速道路は80km/h、一般道は30km/hとして算出しました。
田子起点
県道17号〜東名経由 約190km、4時間
県道17号〜熱函経由 約190km、4時間20分
県道15号〜河津経由 約200km、4時間45分
雲見起点
県道17号〜東名経由 約210km、4時間30分
県道17号〜熱函経由 約200km、4時間50分
県道15号〜河津経由 約200km、4時間45分
実際の所要時間は道路の混雑状況にも左右されるわけですが、少なくとも、熱函道路経由とはほとんど違いがないことがわかります。
このように、西伊豆でも田子や雲見付近からならば、県道15号〜国道414号・河津経由のルートは十分に現実的、かつ高所移動を伴わない唯一のルートだと思うのですがね。
(財)日本海洋レジャー安全・振興協会という責任ある団体が発行する会報なんですから、内容はきちんと検証してほしいものです。
投稿日時 : Oct 01, 2007 17:57 | 個別エントリーへのリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
May 07, 2007
消える?人工呼吸
カテゴリー:Other /カテゴリー:Scuba Diving; Other /カテゴリー:Skin Diving & Snorkeling今年3月、現場での救命救急法におけるCPR(CardioPulmonary Resuscitation:心肺蘇生法)の常識を大きく覆しかねない論文が日本人研究者の手によって発表されました。
健康情報 海外版【健康美容EXPO】: 成人の心臓停止には「胸骨圧迫」だけの方が有効心臓が停止した人を一般の人が蘇生する場合、従来の心肺蘇生法(CPR)よりも「胸骨圧迫」心臓マッサージだけの方が有効、とする研究結果を日本大学医学部駿河台病院救命救急センターの長尾健(Nagao,Ken)救急室長らが医学誌「TheLancet」2007年3月17日号で報告した。
070501消える人工呼吸この連載で過去何度も取り上げている「胸骨圧迫のみCPR」。ガイドライン2005発表の時には「将来的には50:2」と書いた。しかし事態は急速に進んでおり、次のガイドライン2010では人工呼吸は廃止される可能性が出て来た。(中略)
これら一連の結果を受けて、長尾先生たちは「口対口人工呼吸が有用であるというエビデンスはどこにもなかった」と結論している。(中略)
バイスタンダー(Sealion注:現場に居合わせた人のこと)CPRが救命に重要であることは古くから知られてる。しかしいくら救命講習会や自動車学校でそう訴えても現在に至るまで実施率は30%をうろうろしている。バイスタンダーCPRを妨げている最大のものは口対口人工呼吸であり、さらに気道確保から始まるCPR手技の複雑さも相まって、「自分が手を出したことで目の前の人が死んでしまったらどうしよう」とバイスタンダーが考えても致し方ないところがある。もし本当に胸骨圧迫だけで満足な救命率が得られるのならばバイスタンダーCPRの最大の障壁が除去されることになる。
以前から、CPRにおいては(口対口)人工呼吸よりも心臓マッサージのほうがより重要であるということは言われていて、厚生労働省の補助を受けて活動している研究班『J-PULSE』においても、心臓マッサージ(とAED)のみを用いる救命処置が提唱されています。
ただ、J-PULSEの提唱が「心臓マッサージのみでも何もしないよりはるかに有用」として人工呼吸の有用性については必ずしも否定していないのに対し、今回発表された研究では、人工呼吸の有用性を完全に否定しているところが大きく異なります。
別の記事等を併せ読むと、どうやら、人工呼吸を行うために心臓マッサージを中断しなければならないことが、人工呼吸を併用した場合の蘇生率の低下につながっているようです。
2005年に改訂されたCPRのガイドラインでは、心臓マッサージと人工呼吸の比率は30:2となっていますが、それ以前は、一人で行うときには15:2で、二人で行うときには5:1となっていました。
次回の(国際的な)ガイドラインの改定は2010年に行われるそうですが、ひょっとして、人工呼吸は行わないことか基本になる可能性が出てきたということです。
投稿日時 : May 07, 2007 15:36 | 個別エントリーへのリンク | コメント (1) | トラックバック (0)
March 07, 2007
座間味村が入島税を検討
カテゴリー:Environment /カテゴリー:Scuba Diving; Other /カテゴリー:Skin Diving & Snorkeling入島税100円で環境保全、沖縄・座間味村が導入検討 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)世界有数のダイビングスポットとして知られる沖縄県・慶良間諸島の座間味村が、観光客ら入村者から一律に1人100円を徴収し、環境保全に使う「入島税」の導入を目指している。
年間約1100万円の税収を見込み、サンゴを食べるオニヒトデの駆除やウミガメの保護、砂浜の清掃などに充てる。4月にも村議会に条例案を提案し、総務相の同意を得て、7月から徴収を始めたい意向だ。
(中略)
計画では、村と那覇市を結ぶ村営の高速船とフェリー、那覇空港と村内の慶良間空港間を運航する航空機の料金に、100円を上乗せして徴収。税負担の公平の原則から、高齢者や高校生以下の住民らを除き、村外に出かけて帰ってきた住民からも徴収する。
「税負担の公平の原則」と言ったところで、慶良間諸島を訪れるダイバーの大半が「入島」せずに本島からダイビングボートで日帰り往復している現状を鑑みれば、「取れるところから取る」というスタンスにしか見えないのですが…。
投稿日時 : Mar 07, 2007 17:33 | 個別エントリーへのリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
January 02, 2007
2006年ダイビング総括
カテゴリー:Scuba Diving; Otherこういうことは普通年末にやるものでしょうけど(と昨年も書きましたが…)、まあお約束ですから。
()内はいずれも2005年の数字です。
1.2006年のダイブ数:155(178)
年間では1割以上に当たる23ダイブも減ってしまいました。
2.月別集計
1月・・・11(13)
2月・・・8(12)
3月・・・5(14)
4月・・・4(16)
5月・・・11(15)
6月・・・14(8)
7月・・・18(21)
8月・・・17(16)
9月・・・21(10)
10月・・・12(23)
11月・・・17(17)
12月・・・17(13)
月別で見ると、3月と4月で昨年比21ダイブ減と、減少分の大半が集中しています。3月は転職および引越しで忙しく、また昨年4月は与那国で8ダイブ稼いでいました。
9月と10月は合計で昨年並みですが、今年の9月は沖縄とパラオで17ダイブ稼ぐも10月は海外出張で大幅減、逆に、昨年は海外出張が無く9月は業務多忙ということで、結果的にほぼ均衡しています。
3.地域別集計
伊豆・・・130(133)
その他・・・25(45)
「伊豆集中度」は昨年の74.7%に対し83.9%大幅に増加しました。というか、伊豆地域で潜った数はほとんど減ってないのですね。
4.エリア別集計
伊豆海洋公園・・・49(33)
浮島・・・25(38)
神子元島・・・17(8)
伊東・・・10(6)
PALAU・・・9(0)
熱海・・・8(4)
沖縄本島・・・8(0)
逗子・・・8(24)
宇佐美・・・6(10)
大瀬崎・・・6(9)
田子・・・4(4)
富戸・・・3(2)
井田・・・2(4)
総ダイブ数のほぼ3分の1(31.6%)が伊豆海洋公園と群を抜いています。私にとってはそれだけ面白いポイントだということです。昨年1位の浮島は、自分にとっての使い勝手の良さから、講習生特典がなくなっても意外と減らず、2位を確保しました。この2箇所で74ダイブと、全体のほぼ半分です。
沖縄本島は昨年0→今年8ですが、代わりに慶良間が昨年8→今年0ですから、差し引きすると±0ですね。その他では、逗子が昨年24→今年8と、「その他地域」の減少分20ダイブのうちの8割を占めています。
昨年潜っていて今年潜らなかった場所は大磯、根府川、菖蒲沢、子浦、安良里と慶良間の6箇所。逆に今年初めて潜った場所は沖縄本島とパラオのみですから、総じて潜る場所が固定化してきたともいえます。
ポイント別集計は今年は省略します。
5.とくに印象に残ったダイビング
初の海外ダイブとなったパラオも捨てがたいのですが、やっぱりこれですかね。
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USS EMMONS(沖縄県国頭郡今帰仁村)、水深約35m、2006年9月撮影
理屈抜きに感動しました。当時のの記事とコメントは『9/2 USS EMMONS』をご参照ください。
ということで、皆様にとっても今年が良い年でありますように。
投稿日時 : Jan 02, 2007 15:09 | 個別エントリーへのリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
December 21, 2006
伊豆海洋公園(IOP)のクリスマスツリー
カテゴリー:Scuba Diving; Other最近当Weblogにいらっしゃる方の中には、『海洋公園 クリスマスツリー』などのキーワードでお見えになる方が結構おられます。
まあ、去年の記事『12/4 伊豆海洋公園のクリスマスツリー』がヒットしてるわけですが、せっかくですから今年のツリーもお目にかけましょう。
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伊豆海洋公園、砂地(静岡県伊東市)、水深約18m、2006年12月撮影
ショップのツアーであれば見たいと言えば連れて行ってもらえると思いますが、一応場所を説明しておくと、エントリー口から(左の)ガイドロープ沿いに砂地まで降りて、そのまままっすぐ行けば簡単にたどり着けます。まあ、それ以前に、たいていは人だかりしていますから、嫌でも見つかるとは思いますが…。
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伊豆海洋公園、砂地(静岡県伊東市)、水深約18m、2006年12月撮影
ツリーの高さは去年と同じ約3mで、気中重量は約10kgということです。ツリーにぶら下がって?いる棒状のものはケミカルライトで、ご存知ない方のために補足しておけば、プラスチックのスティックの中に薬剤が入っていて、いったん二つに折って中の薬剤を混ぜると蛍光を発するというものです。IOPでは年に1回、大晦日の晩だけナイトダイビングができるのですが、そのときにこのケミカルライトが灯されるということです。
近くには、これまた例年通りポストが設置され、専用のポストカードを書いてダイビングセンターでパウチしてもらったものを投函することができます。(専用の風景入り日付印が押されるという話です。)
【関連リンク】
伊豆海洋公園 I.O.P.ダイビングセンター ホームページ
クリスマスツリー設置のお知らせ
IOPダイビングセンターで働くスタッフの日記
メリー☆クリスマス
投稿日時 : Dec 21, 2006 14:36 | 個別エントリーへのリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
July 20, 2006
変わるIOP
カテゴリー:Scuba Diving; Other過日、IOP(伊豆海洋公園)へ行ってきましたが、IOPスタッフの日記ブログにもあるとおり、「新エントリーロープ」が6月下旬に完成し、それに伴い、EN/EX口周りの再整備が行われていました。
なんと、エントリーしてすぐ左側の、干潮時には頭が出る邪魔な岩が移動され、それをベースに、新たなエントリーロープが張られていました。
新ロープの設置に伴い、スロープも若干拡張され、新設ロープがエントリー専用、既設ロープがエグジット専用と、ダイバーの流れが分離されました。これで、エグジット時に前からエントリーしたダイバーが流れてくるといったことも解消されますね。
EN/EX口の大きな改修は、1990年頃にスロープのコンクリートが打たれて以来だと思いますし(器材置場のウッドデッキ設置というのもありますが、EN/EX口とは直接関係ないので…)、とくに、あの岩は、おそらくはIOP開闢以来40年にわたってダイバーたちを悩ませてきた(干潮時に限ってですが…)わけで、長年手を付けられなかった理由はいろいろあったとは思いますが、経営権が変わってから1年ちょっとでここまでやってしまうとは…。
また、昨夏は、休憩スペースのかなりの部分を、いきなり「プールのお客様優先エリア」に指定して、ダイバーから大顰蹙を買ったのですが、これも、今年は、海の家でよく見られるような板張りの仮設休憩スペースを2箇所設置し、そこを「プールのお客様優先エリア」に指定することで、常設の休憩スペースは旧来の運用に戻されました。仮設休憩スペースそのものは、これも今年初めての試みの『IOP感謝祭』の時にステージとして設置したものの流用のようですが、利用者の意見が確実に反映されて行くのは、以前のIOPではほとんど見られなかったことです。
あと、ダイビングセンターが、以前、カメラのショールームやセミナールームとされながらあまり活用されていなかった建物へ移動していました。こちらの建物は、昨冬あたりから屋内休憩スペースとして開放されていたのですが、IOPでは屋内休憩スペースの需要そのものが少なかったようで、あまり利用されていないのが実態でした。以前のダイビングセンターも、経営権が変わってから内装の化粧直しがされて、とくに問題があるようには見えなかったので、移転した理由はよく分からないのですが、空家となった建物は、再び内装関係の工事が行われているようでした。
さて、あとは、現地ショップによる未明からの場所取りを何とかしてくれれば言うことないんですがね。
投稿日時 : Jul 20, 2006 17:23 | 個別エントリーへのリンク | コメント (3) | トラックバック (0)
June 07, 2006
応急救護法講習
カテゴリー:Scuba Diving; Other過日、応急救護法(ファーストエイド)講習を受けてきました。

受講したのは、MFAジャパンが提供している「ベーシックMFAコース」というもの。このコース自体はとくにダイバー向けというわけではなく、広く一般市民向けの内容になっています。
ちなみに、MFAジャパンという会社は、MEDIC FIRST AID International, Inc.からライセンス供与を受けて「MEDIC FIRST AID (MFA)」という応急救護講習プログラムを提供しているのですが、「MEDIC FIRST AID」というのはMEDIC FIRST AID International, Inc.の登録商標なんだそうで、PADIが提供するファーストエイド講習が、以前はMFAを名乗っていたものが、現在では「Emergency First Response (EFR)」と名前を変えていますが、以前はライセンス供与を受けていたのか、あるいは商標権に引っかかって名前を変えたのか…。
それはともかくとして、潜水指導団体が提供するファーストエイド講習も、たいていはダイバー以外にも開放されていますし、基本的な内容はどこも国際的なガイドラインに沿ったものなので、どこのプログラムかということは、あまり気にしなくてもいいのだと思います。
講習の内容は、まあ、以前から知っていたこともありますが、初めて聞くような話も多く、また、昔はこのように言っていたけど今では考え方が変わっている、なんてこともあったりして、非常にためになりました。「ベーシックMFAコース」の場合、全部で8〜10時間はかかるので、1日で済ませようとするとかなりハードなのですが…。
問題は、知識や技能を如何に維持していくかですね。警察・消防関係者でもない限り、そうそうファーストエイドが必要な現場に居合わせるわけでもありませんし、また、どちらかといえば使わずに済むほうが幸せな類のものなのでねぇ…。そういったことから、他のダイビング関係の認定とは異なり、認定には有効期限が設定されている(たいていは2年)訳ですが。
投稿日時 : Jun 07, 2006 23:39 | 個別エントリーへのリンク | コメント (5) | トラックバック (0)
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