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April 13, 2008
カテゴリー:Marine Life /カテゴリー:Other【土・日曜日に書く】ワシントン支局長・山本秀也 環境テロに大義名分はなし - MSN産経ニュース◆横行する独善主義
世に絶対の「善」があるとすれば、多分に始末の悪いものに違いない。何せ、「善」である。誰も正面から否定できないことはむろん、「独善」に陥って既存の秩序を壊しにかかる向きも出てくる。「善」を「環境保護」に言い換えるなら、「独善」の最たるものは環境テロに違いない。
いささか時宜に失した感もある記事ですが、私の言いたいことをものの見事に代弁してくれているので、以下同記事からの引用で。
◆誰もがひれ伏す「地球教」
あらゆるテロ組織のご多分に漏れず、こうした環境テロの活動家も自らの信条や行動に疑念を抱かない。シー・シェパードが米連邦税を扱う内国歳入庁(IRS)に提出した「組織目的」など、堂々たるものだ。
「海洋生物と生息水域の保護に向け、機関紙や講演により公衆を教育する」
さすがに、「外国船舶への破壊活動」とは書けなかったか。自らを海洋生物を守る戦士と信じ込む気概だけは、まあ感じられる。
地球環境の保護を絶対の教義とする「地球教」とでもいう宗教が仮にあるとすれば、テロ活動家はまさに使徒か殉教者を気取っているに違いない。クジラを、ヒンズー教におけるウシなみに神聖な存在に置き換えると、話のつじつまだけは合いそうだ。欧米人のクジラ偏愛は、およそ宗教の域に達しているとでも考えなければ、正直なところついて行けない。
(中略)
テロ活動から日常的な資源ゴミの分別指導までが、「環境保護」というひとつの言葉に縛られる光景は、あるいは現代文明の“奇観”といえるかもしれない。
◆法の執行に強い決意を
(中略)
FBIの国内テロ対策課長を務めたジェームズ・ジャーボー氏が、2002年2月に下院公聴会で行った証言が興味深い。環境テロの定義として、(1)自然環境に影響する行為(2)環境政策上の対立(3)社会へのみせしめ効果−を動機として対象を選定し、「被害者、または資産に対して暴力的な犯罪、またはその脅迫を行う行為」という線引きを明らかにしている。
証言からは、FBIがすでにシー・シェパードに目を付けていたことが分かる。この定義を借りて調査捕鯨への妨害活動をみると、(1)環境への影響=クジラの捕獲・解体(2)政策対立=日本の捕鯨推進策(3)みせしめ効果=日本船への攻撃で他の捕鯨推進国を牽制(けんせい)−と、動機のすべてを満たしている。酪酸の投げ込みは日本船舶への「暴力的な犯罪」ではなかったか。
ただ、捜査となると、「検挙率が低いことで明らかな通り、環境テロの捜査はかなり難しい」(ジャーボー氏)という。南極海での犯行とあってはなおさらだ。
だが、論理は単純明快である。どんな大義名分を掲げていようとも、テロ行為は犯罪である。(以下略)
先ごろSSは、「活動成果」を発表したうえで今期活動を終了するとしましたが、頼みの綱の反捕鯨国までもがIWCにおける名指しのSS非難決議に加わるに至り、ほとぼりが冷めるのを待たざるを得ないというのが実情でしょう。あるいは、旗国であるオランダや、最終寄港地であり今回の一連の活動を実質的に支援したオーストラリア、資金を提供している組織(国?、企業?)などから、派手な行動を控えるよう促されたのかもしれません。
しかし、このままでは、次年度の調査捕鯨でも妨害活動をしてくることは確実でしょうし、次回IWC総会で、(これはいささか楽観論に過ぎるとしても)調査捕鯨の廃止と引き換えに沿岸捕鯨の再開が認められるようなことになれば、日本本土への直接攻撃もあるかもしれません。事実、過去において、SSは富戸のイルカ追い込み漁の妨害のためにテロリストを送り込んだことがあります。
そうならないためにも、今のうちに、感情論に負けることなく、「法の正義」によって彼らの息の根を止める必要があるのではないでしょうか。
投稿日 : Apr 13, 2008 07:38
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