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October 01, 2007

カテゴリー:Scuba Diving; Other

いろいろと忙しく、結局9月は更新ゼロとなってしまいました。

さて、表題はDAN JAPAN会報最新号の記事タイトルです。

概要は、潜水後の高所移動に起因するとみられる減圧症の発症事例が依然として高水準にあるので注意してくださいということで、とくに多い事例として、伊豆エリアからの帰路における高所移動について注意を喚起しています。

その内容は、基本的にはこことかこことかの焼き直しですが、その中の、『西伊豆で潜ったダイバーが車で東京圏へ帰る場合には、延々海岸線沿いに伊豆半島を反時計まわりするというという非現実的なルートでもとらない限り確実に高所移動となります。』という記述が大いに気になります。

そもそも、一口に西伊豆といっても大瀬崎から雲見までとエリアも広く、条件は大きく異なるはずです。

確かに、最高所の標高が約450mである東名高速・御殿場経由や熱函道路(県道11号熱海函南線)・鷹ノ巣山トンネル経由まで排除してしまうと、大瀬崎や井田あたりだと「非現実的」なルートしか残りません。

しかし、同じ西伊豆でも、田子や雲見あたりならどうでしょうか?

実は、ここに一連の論文・記事の最大の問題点が存在するのですが、それは、伊豆半島を横断するルートとして、松崎から県道15号下田松崎線・婆沙羅トンネル(標高約260m)〜国道414号・峰山トンネル(標高約180m)を経由して河津に至るルートに言及していないことです。

おそらく、以前は未整備のいわゆる1.5車線区間が多かったこと(とくに国道414号区間)から意図的に排除したものか、あるいは地図上では伊豆半島の脊梁山脈を越えているように見えるために高所移動という先入観を持ってしまったものかと思われますが、少なくとも、整備状況に関しては、近年は、土肥から戸田・井田・大瀬崎を経由して沼津方面へ向かう県道17号沼津土肥線と同程度以上には整備が進み、けっして難路ではなくなっています。

また、標高に関しては前記の通り、この論文で採用している300mを超えないという基準(ここも議論のしどころだとは思うのですが…)を満たしています。ちなみに、県道17号の土肥〜戸田間の最高所が標高約250m、高所移動には縁がないと思える東伊豆でも、国道135号の「ぐらんぱる公園」付近で標高約230mと、実は結構高い所を通過しているのです。

では、田子および雲見から霞が関の首相官邸までの区間をモデルとして、このルートの利用が「非現実的」かどうかを検証してみることにします。所要時間については、一律に、高速道路は80km/h、一般道は30km/hとして算出しました。

田子起点
 県道17号〜東名経由 約190km、4時間
 県道17号〜熱函経由 約190km、4時間20分
 県道15号〜河津経由 約200km、4時間45分

雲見起点
 県道17号〜東名経由 約210km、4時間30分
 県道17号〜熱函経由 約200km、4時間50分
 県道15号〜河津経由 約200km、4時間45分

実際の所要時間は道路の混雑状況にも左右されるわけですが、少なくとも、熱函道路経由とはほとんど違いがないことがわかります。

このように、西伊豆でも田子や雲見付近からならば、県道15号〜国道414号・河津経由のルートは十分に現実的、かつ高所移動を伴わない唯一のルートだと思うのですがね。

(財)日本海洋レジャー安全・振興協会という責任ある団体が発行する会報なんですから、内容はきちんと検証してほしいものです。

投稿日 : Oct 01, 2007 17:57

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コメント (2)

こんばんは、脇からごめんなさい。

 以前住んでいた場所、桜の里の脇、オークランド別荘地の標高は440mありました。
そのに半年ばかり住んで深潜りしてましたが、未だ健康です(笑)
何が基準なんだか…ね。

 

投稿者 : paoli(嫁) | 投稿日時 : Oct 03, 2007 05:36

すみません。コメントいただいていたのですね。
使われているプロバイダの問題だと思うのですが、コメントが保留になってまして・・・。
失礼いたしました。

で、潜水後の高所移動の定義、私も疑問です。
US NAVYテーブルの(そのままでの)適用限界が標高1,000ftだからといって、潜水後の高所移動はまた別だと思うんですよね。
だれかきちんとモデル計算してみてくれませんかねぇ・・・。

投稿者 : sealion | 投稿日時 : Oct 10, 2007 10:14

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